低価格でありながらサービスも良いと定評のスプリングジャパンですが賛否あるようですね。
今回はそんな声を調査しました。
今回はスプリングジャパンについて調査したよ!
スプリングジャパンは大丈夫?「やばい」との声はなぜ?
航空券がお得に手に入ると話題のスプリングジャパンですが、ネット上では「やばい」といった声が相次いでいるようです。
そこで、スプリングジャパンに関するネガティブな声を紹介します。
遅延が多め?
グランドスタッフにまず問題がある。国際線なのに英語が通じないし、チェックインの乗客の捌きの効率がとても悪かった。手続きなど全て済ましゲートの前にたどり着いてから遅延を知った(トリップドットコムで)。遅延が空港でアナウンスされたのは搭乗時間になってからだった。ゲート付近にいる春秋のスタッフに状況を聞いたが中国語が話せないので、コミュニケーションができなかった。最終的に三時間近く遅延し帰国後、中部国際空港で夜を明かすことになった。また、フライトトレーダーで遅延状況を調べたところ前七日間で4回ほど1時間以上の遅延があったので常態化しているようだ。乗る方は気をつけてください。
また、機内持ち込み手荷物の重さ、サイズチェックはさほど厳しく無かったが持ち込み客が非常に多かった印象。(引用:4travel.jp)
遅延が多発しているとの情報があるようです。
LCCの中には定時運航率が低い、つまり遅延が多くてよく遅れる航空会社もあります。
スプリングジャパンを利用した人も遅延が多いと感じているようですが、他の航空会社と比較しても遅延率は高めであることが国土交通省が公表したデータでわかります。
遅延率ですが15分以上、出発予定時刻よりも遅れて出発した遅延便の割合になります。
こちらは令和5年1〜3月の航空会社各社の遅延率を表にしたものです。
(出典:国土交通省)
口コミを確認すると「遅れた」といった声は見かけますが、多くの人が「LCCだから仕方ない」「値段を考えたら満足」などと、遅延に理解を示している人が多く存在しますね。
安さを重視するなら多少の遅延は仕方ないのかもしれないわね。
ピーチ航空も遅延率は高めですね。
ピーチ航空の口コミについてもまとめておりますので、気になる方はご覧ください。
狭くてうるさい?
春秋航空の定期便就航により地元と上海がぐっと近くなり、たびたび利用しています。時折セールをやっているため、本当に安い時には2万円台での渡航も可能!ありがたい限りですが、せまい・うるさいで、結構疲れます。寝るにもせまい。でも今のところ遅れもなかったのでガマンガマン。
機内食は有料。(引用:4travel.jp)
LCCのイメージとしてよく挙げられるのが「シートが狭い」ということです。
一般的にLCCの座席は狭く、シートとピッチや座席幅が大手よりもだいたい3~5㎝ほど狭くなっているようです。
そのため、足の長い人や身体の大きな人には少々窮屈に感じるかもしれません。
安く航空券が買えるということで気分が上がり、騒いでしまう人もいるようですね。
不安に感じた?
春秋航空に搭乗しました。シートベルトが壊れており、素早く引っ張ってもロックされず緩む状態でした。客室乗務員に伝えると。
「バックルを押さえてください。」
押さえても緩むと。
「確認してまいります」
2~3分待つと、戻って来て、
「車と同じ仕組みなので大丈夫です。壊れていません。不安でしたら席を移動しますか?」
こんな事を言われ、A席なので移動すると周囲に迷惑なので、諦めました。
到着後に他の客室乗務員に確認してもらうと、故障を認めました。恥ずかしい思いをさせられ、怒りは収まりませんでしたが、折返し便が遅れては迷惑をかけるので、降りました。
(私の乗った便もかなり遅れていたので)適当なうそで誤魔化し、乗客に恥をかかせ、危険な目にあわせる。
客室乗務員の安全教育は大丈夫なのか、万一の時にキチンと対応してくれるのか。
(引用:4travel.jp)
シートベルトが壊れており、ロックが緩い状態であったようですね。
客室乗務員は壊れていないとのことでしたが、お客さんにとっては不安に感じるのも仕方がありません。
スプリングジャパンは格安航空券が手に入ることで「不安」「危険そう」といった声が寄せられます。
しかし、コストダウンで安さを実現させていて、安全を犠牲にして安くしているわけではないので、安心して下さい。
スプリングジャパンは安くて安全性の高い航空会社なのね!
このように、ネット上にはスプリングジャパンに対してさまざまな声が寄せられていました。
しかし、ネガティブな声が目立つ一方で、中には「想像以上に良かった」「快適だった」と高評価な声も寄せられているため、一概に「やばい」とは断定できません。
航空券がお得に手に入ると人気を集めているので、ぜひこの機会にスプリングジャパンを利用してみて下さい。
スプリングジャパンの満足度調査
利用者20人にアンケートを取り、満足度や感想を調査しました。
結果はこちらです。満足されている方が多いことがわかりますね。
- 調査対象者:スプリングジャパンを利用した経験がある方
- 調査人数:20名
- 調査元:Webアンケート
満足度ごとにそれぞれ感想を一例ですが紹介します。
非常に満足
とにかく安い
満足
運賃パターンや機内持ち込みなど安い割に良い
席も狭いとは感じなかった
普通
機内食はおいしく、接客サービスも良かった
急ぎの用事では使えないかも
やや不満
スタッフさんに対応に差がある
非常に不満
圧倒的に席の前後間隔が狭い
スプリングジャパンはなぜ安い?
スプリングジャパンの安さには3つの秘訣があります。
1.徹底したコストダウン
コストがかかるとチケット代を安くすることができません。
コストを下げてはじめてチケット代も安くすることができ、安く売るためにはコストダウンが必須なのです。
スプリングジャパンでは普通の航空会社が行わない数々の方法でコストダウンを実現させています。
①営業コスト
普通の航空会社は自社サイトの他にJTBなどの旅行会社を通じてチケットを販売します。
しかし、旅行会社はボランティア団体ではないので、チケット販売をタダでしてくれるわけではありません。
旅行会社に販売してもらうと販売代行手数料を支払わなければいけないのです。
そこで、スプリングジャパンでは2000年代初頭から自社サイトでチケット予約ができるようにし、モバイルサイトやアプリも積極的に展開し、1座席1㎞あたりの営業コストは中国の業界平均が0.0328元なのに対し、スプリングジャパンでは0.0098元と、普通の航空会社の3分の1という低コストを実現させています。
②販売コスト
チケットの販売を自社サイトで行い、販売にかかる人件費を下げることができています。
そして、人件費が発生するコールセンターとチェックインカウンターでの予約では予約手数料を有料とすることで利用者をネット予約に誘導し、販売コストのさらなる削減に取り組んでいます。
自身で予約を行うことで少しでも安くなるなら嬉しいわ。
③機材調達コスト
スプリングジャパンでは機材の単一化を行っています。
ボーイング737₋800型機のそれぞれ1機種に絞り込み、ジェットエンジンを選択できるA320ではボーイング737₋800型機のジェットエンジンCFM56₋7Bと同系列のCMF56₋5Bを採用しています。
2.無料サービスのカット
スプリングジャパンを含むLCCでは機内食や飲み物、受託手荷物の預け入れなどは全て有料となっています。
機内食や飲み物など、普通の航空会社で無料で提供されているサービスを全てカットし、それらをチケット代金に含めないことで、チケット代を安く提供しているのです。
3.収益性のアップ
スプリングジャパンでは収益性を上げるために、次のような工夫をしています。
①キャンセル料を高くする
スプリングジャパンなどのLCCではキャンセル料を高くして予約した乗客がキャンセルしにくくしています。
キャンセル料で儲けようとしているのではなく、キャンセルを減らして搭乗率を上げることで安い運賃を実現しようとしているのです。
なるべくキャンセルは避けたいわね。
②座席数を増やす
座席数を増やすほど運賃は下がります。
スプリングジャパンが使用しているボーイング737₋800型機は日本航空と全日空も使用しています。
日本航空や全日空は前後の座席の間隔をゆったりと31インチ取り、機内の前から後ろまで29列の座席を配置しています。
しかし、スプリングジャパンではシートピッチを29インチに縮めることで座席を32列にしているのです。
これによって同じボーイング737₋800型機で日本航空や全日空よりも座席を15%増やし、1人の乗客に請求する運賃を下げています。
③機材運用の効率化
スプリングジャパンでは航空機が到着してから次の空港に向けて出発するまでの時間を45分にしています。
地上で止まっている時間を減らして少しでも多く飛ばそうということです。
普通の航空会社はそういった乗客が出るのも想定して余裕を持ったスケジュールを組みますが、機材運用の効率が落ちて運賃が上がってしまいます。
そうなることを避けるためにも、LCCでは乗り遅れそうな乗客を待たないのです。
④座席指定の有料化
LCCでは座席指定も有料です。
こうしたことろで収益を上げれば上げるほどチケット代を安くしやすくなります。
このように、スプリングジャパンではさまざまな取り組みによって、価格の安い航空券を提供していることが分かりました。
スプリングジャパンは、LCCとしての努力と工夫を重ねることで安さを実現させることができ、快適ながらも安さに特化した航空会社となっているのでした。
スプリングジャパンの良い口コミ1:価格が安い
スプリングジャパンの最大の魅力は、運賃価格がかなりお得に設定されているということです。
スプリングジャパンの運賃は、「ラッキースプリング」「スプリング」「スプリングプラス」3種類で、利用する運賃によって預けることができる手荷物や機内に持ち込みできる手荷物の重量に違いがあります。
以下は国内線での条件ですが以下のような特徴があります。
運賃タイプ | ラッキースプリング | スプリング | スプリングプラス |
---|---|---|---|
機内持ち込み手荷物 | 7kgまで無料 | 7kgまで無料 | 7kgまで無料 |
お預け手荷物 | 有料 | 20kgまで無料 | 30kgまで無料 |
座席指定 | 有料 | 有料 | 1回無料 |
変更・払い戻し | 有料 | 有料 | 有料 |
優先チェックイン・搭乗 | なし | なし | 成田発のみ可 |
詳細は公式HPをご確認ください |
また、運賃によって条件は異なりますが、払い戻しや変更も可能です。
例えば、成田空港から関西空港行きであれば搭乗日や時間によって3000円代で搭乗することも可能となっています。
スプリングとスプリングプラスは、ラッキースプリングほどではありませんが、成田空港から関西空港を例に挙げるとスプリングが5000円代、スプリングプラスが7000円代など、お得に利用できる便が多いです。
他の航空会社と比較してもかなりの安さを実現しているようね。
このように、スプリングジャパンでは、自身の条件に照らし合わせ上手に選ぶことで、かなりお得に航空券を手に入れることができるのです。
しかし、料金は変動する可能性があるので、事前にチェックして下さい。
スプリングジャパン良い口コミ2:機内が快適
スプリングジャパンは成田空港を中心に運航している航空会社であり、具体的には成田空港から関西空港、札幌千歳空港、広島空港、佐賀空港間を行き来する4つの路線を保有しています。
国内線で使用している機材は、ボーイング737₋800で、座席数は189席です。
飛行機の胴体部分は白色、尾翼の部分は緑と黄色、黄色をベースにした上に「SPRING JAPAN」のロゴマークが入ったさわやかなデザインとなっています。
そして、スプリングジャパンは機内も魅力的です。
機内には「スカイインテリア」というボーイング社の最新内装設計を取り入れており、白や淡いグレーを基調とした丸みを帯びたデザインと、優しく機内を照らすLED照明が落ち着いた雰囲気を生み出しているため、搭乗中も快適に過ごせます。
安い&快適が実現できるのはスプリングジャパンだけね!
また、スプリングジャパンの機内ではお茶やコーヒーなどのドリンクやスナックなどの軽食、地方の美味しいお菓子などが購入できるため、機内で喉が渇いたときや小腹が空いたときも安心です。
お茶屋お弁当など機内への飲食物の持ち込みは制限されていないため、自分で事前に購入しておくのもいいですね。
しかし、アルコールに関しては24%を超えると、機内持ち込みや受託に制限がかかるため注意が必要です。
スプリングジャパン以外であればどこがおすすめなの?
ピーチ航空以外のローコストキャリア(LCC)としては、
- ジェットスター(JAL、三菱商事も出資した航空会社)
- エア・ドゥ(ANAグループの子会社)
こちらなども運営会社が大きくてサービスが手厚いためおすすめです!
また、航空券を購入される際は楽天ポイントが貯まる楽天トラベル
メリットとしてはこちらのようなものが挙げられます。
- 楽天スーパーポイントが貯まる
- 楽天トラベルスーパーセールやお得なクーポンも併用できる
- 出発前日の15時まで海外航空券の予約可
- クレジットカードからコンビニ決済まで、多様な支払方法に対応
- 楽天損保トラベルアシストも申し込み可能
スプリングジャパンについておさらい
スプリングジャパン株式会社は、中国の大手格安航空会社(LCC)春秋航空との共同出資により、2012年に設立された日本航空(JAL)グループの格安航空会社です。
2021年より日本航空の連結子会社であり、JALグループにおける「中国特化型LCC」の役割を担うほか、日本国内線も運行します。
設立母体の春秋航空とは若干サービスを異なるものとして日本に合わせており、2017年にはオリコンが実施するの本顧客満足度調査のLCC国内線部門において価格、快適性、客室乗務員の対応など、全体的に高い評価を獲得し、2年連続の首位となっています。
スプリングジャパンはどんな人に向いている?
今回はスプリングジャパンに対する声を調査しました。
スプリングジャパンの最大の魅力は「低価格の航空券」であり、徹底したコストダウンを実行していることで、安さを実現させています。
また、スプリングジャパンは、「ラッキースプリング」、「スプリング」、「スプリングプラス」の3種類の運賃に分かれていて、利用する運賃によって預けることができる手荷物や機内に持ち込みできる手荷物の重量に違いがあります。
そのため、自身に合った条件で上手に選ぶことで、かなり安く航空券を手に入れることができます。
友達同士の旅行はもちろん、家族での利用やビジネス、さらには一人旅にも最適なので、快適さよりも価格を重視する人は、ぜひ一度利用してみて下さい。
スプリングジャパンについてある程度ご存知かと思いますがざっくり概要を紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
本社所在地 | 千葉県成田市公津の杜4丁目11番2号 公津の杜駅ビル3階 |
設立日 | 2012年9月7日 |
業種 | 空運業 |
代表者 | 浅見達朗(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円(2022年3月31日現在) |
売上高 | 30億5643万7000円(2022年3月期) |
主要株主 | 日本航空 66.7%、春秋航空 33.3% |
保有機材数 | 6機(2022年6月現在) |
就航地 | 11都市(2022年6月現在) |
親会社 | 日本航空 (JAL) |