ディズニー&ピクサーの人気作として世界中から注目を集めているマイ・エレメントですが、検索結果には「爆死」、「大コケ」といった結果があるようです。
また気まずいシーンがあるかどうかも人によっては気になるようですね。
今回はそんな声やシーンについて調査しました。
※本記事はネタバレを含みますのでご注意ください。
今日も見てくれてありがとう!
今回はマイ・エレメントについて調査したよ!
マイ・エレメントがひどい?「爆死」「大コケ」との声がやばい?
マイ・エレメントに対するネガティブな声はかなり少ないものの次のようなものがあり、「ひどい」「爆死」「大コケ」などの噂につながっていると思われます。
ひどい?ピクサーなのにつまらない?
マイ・エレメントは「つまらない」という声があるようです。
例えば、「火・水・土・風というエレメントが共存するエレメント・シティで、正反対のエレメントであるエンバーとウェイドが惹かれ合い、触れ合うと蒸気が発生するカップルなのですが、小学生の恋のようでワクワクしない」、「描写が漠然としている」などといった声が挙がっているようです。
しかし、「爆死」などといった批判的な声が挙がっていたマイ・エレメントですが、「すずめの戸締まり」を超えて外国映画興行成績1位に上がり、「アナと雪の女王2」と「アナと雪の女王」に続き、歴代国内公開アニメ映画の中で興行成績3位となる記録を達成したのです。
カラフルで美しい4つのエレメントがそれぞれの特性を活かし共生するエレメント・シティが舞台となる本作。
放映当初は1日平均6万人以上の観客をキープしていました。
今後もさらに人気が上昇することでしょう。
正反対の2人の恋愛にドキドキしたい人には物足りないのかな?
興行収入が低くくて爆死・大コケ?初週末の収入はトイ・ストーリー4の約1/4
『マイ・エレメント』の初週末のアメリカ国内興行収入は約3,000万ドルで、これはピクサー作品としては異例の低さです。
ピクサーの過去の代表作である『トイ・ストーリー4』(2019年)は初週末で1億2,000万ドルを超え、『インクレディブル・ファミリー』(2018年)は1億8,000万ドル以上を記録しています。
これらと比べると、『マイ・エレメント』のスタートは確かに低調と言わざるを得ません。
映画業界全体がまだパンデミック後の観客動員の回復期にあり、劇場公開作品への関心が以前ほど高くないことも一因です。
ただし、興行成績は時間とともに改善しました。
最終的に世界全体で4億2,580万ドルを超える興行収入を達成し、ピクサー作品としては商業的に完全な失敗ではありません。
全体の興行収入としては『リメンバー・ミー』(2017年)の 4億1400万ドルや『カーズ』(2006年)の4億1870万ドルに近いですね。
世界興行収入が約1億5,000万ドルにとどまっている『アーロと少年』(2015年)などと比較しても『マイ・エレメント』は成功している部類に入ります。
また、公開された時期(2023年)や他の強力な競合作品、『スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース』や『トランスフォーマー/ビースト覚醒』などとの競合も、興行に影響を与えたと考えられます。
スタートは鈍かったけど、じわじわ興行収入を伸ばしてきた作品なのね。
社会問題や説教臭さを感じる?
『マイ・エレメント』は、異文化間の共存や差別の問題をテーマにしており、移民や異なるバックグラウンドを持つ人々がいかにして互いに理解し合い、共存できるかというメッセージを伝えています。
主人公のエンバーとウェイドの関係は、火と水という異なる「エレメント」同士の愛を描いており、この設定自体が象徴的な意味を持っています。
現代でいう民族や宗教、男女など色んな場面に置き換えて重要さを訴えているように感じました。
しかし、このテーマが一部の視聴者には微妙だと感じられることも事実です。
ピクサーはこれまでも社会的メッセージを作品に込めてきましたが、『インサイド・ヘッド』や『カールじいさんの空飛ぶ家』などでは、感情的な要素が強調され、説教的と感じられることは少なかったのに対し、『マイ・エレメント』はメッセージが前面に出すぎたと感じた人がいたようです。
ただし、このようなテーマを扱うこと自体は、映画に深みを与える重要な要素でもあります。
多様性や共生というテーマは現代社会において非常に重要であり、これを映画で描くことは教育的な意味合いを持つと同時に、感動的なストーリーの要素としても効果的に機能しています。
マイ・エレメントに気まずいシーンやキスシーンがあってやばい?
『マイ・エレメント』には、ロマンチックなシーンがいくつか描かれていますが、気まずいシーンはほとんどありません。
強いて言うならば印象的なのが、エンバーとウェイドのキスシーンです。
物語のクライマックスに向かって、波乱を乗り越え感情が高まり、ついに火と水という全く異なる存在が物理的に「触れ合う」瞬間が訪れます。
このキスシーンは、ピクサーらしい控えめで繊細な演出が光る場面です。
ストーリーが進む中で、エンバー(火のエレメント)は自分が誰とも本当に深い関係を築けないと思い込んでいます。
二人が最後に結ばれる場面は、その「触れ合い」が象徴的であり、エンバーが抱えていた内面的な葛藤が解放される瞬間として描かれています。
火と水という対立する存在が一つになることで、単なる恋愛を超えた「共存」のメッセージが強調されています。
「異なる存在同士も理解し合い、愛し合える」ということを教えてくれているのではないでしょうか。
「気まずい」と感じるようなシーンはなく、むしろ感動的で、家族全員が楽しめる美しい瞬間に仕上がっています。
互いの垣根を超えて繋がれる瞬間に、思わず涙しちゃうよね。
マイ・エレメントの良い口コミ1:魅力的なキャラクター
ディズニー&ピクサーが贈る最新作「マイ・エレメント」は、「登場するキャラクターが魅力的」と高く評価されています。
愛されキャラのウェイド
火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界を描いた「マイ・エレメント」の中で特に反響を呼んだのが水の青年「ウェイド」です。
物語の舞台となる4つのエレメントたちが楽しく共に暮らす街「エレメント・シティ」の市役所で働く、自由な心を持つ水の青年・ウェイド。
火の街を出ることなく父の店を継ぐために頑張っていた火の女の子・エンバーと出会い、少しずつ世界の広さを知っていくエンバーのことを常に隣で支え、新たな自分の可能性を考え始める彼女にとって大きな影響を与える存在となります。
ウェイドは物腰が柔らかく、ちょっとしたことでも感動して泣いてしまう性格で、「涙もろく優しい」、「前向きで共感できる」などと観客の心を鷲掴みにしているのです。
そして、ウェイドの人気はキャラクター性だけでなく、「Kis-My-Ft2」の玉森裕太さんが日本版声優を務めることでも注目を集めています。
玉森さんはもともとピクサー映画のファンだったようで、声優決定の喜びを噛みしめ「頑張らないと!」という気持ちになり、身が引き締まる思いを感じたと振り返っていました。
マイ・エレメントは涙もろく、優しいキャラクターのウェイドだけでなく、家族想いのエンバーや人情に厚くどんな困難も風で吹き飛ばすゲイル、物静かな性格のファーンなど、マイ・エレメントには魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
玉森裕太さんの優しい声がウェイドにピッタリ!
ピクサーならではの共感性の高さと愛され要素の詰まった魅力的なキャラクターに、つい感情移入してしまうことでしょう。
マイ・エレメントの良い口コミ2:素晴らしい世界観
2023年6月16日からアメリカをはじめ各国で上映が始まった「マイ・エレメント」は、ピクサー史上最もロマンティックで感動的な世界観となっています。
世界中で人気を誇るアイドルやアーティストなども鑑賞したことを発信しており、多くの人が虜になっているこマイ・エレメント。
火・水・土・風の4つのエレメントが暮らすエレメント・シティを舞台に、火のエンバーと水のウェイドという触れ合うことのできない正反対の2人が起こすピクサー史上最もロマンティックな奇跡に「困難を乗り越えた2人に感動した」、「ロマンティックな展開と映像にときめいた」などと大きな感動を呼んでいます。
ピクサー史上最高レベルの3D
カラフルで美しい、4つのエレメントがそれぞれの特性を活かし共生するエレメント・シティを舞台とする物語に、ピーター・ソーン監督は「この映画では3D技術をもっと上のレベルに仕上げました」と、これまでのピクサー映画と比べて劇場での3D上映がレベルアップしていることを明言しています。
そして、「ピクサーはこれまでも3D上映をしてきましたが、とても保守的なレベルにとどまっていました。最新作のマイ・エレメントでは、そこがすごくレベルアップしています。舞台となるエレメント・シティは素晴らしいファンタジーの世界に仕上がっていますし、キャラクターが頭や身体を動かすと、そこに層があることがしっかりと見えます。このレベルは、ピクサーでは新しいことです」と明かしており、歴代のピクサー作品の中でも最高レベルの3D上映作品であることが明らかとなりました。
最高レベルの3D映画!
エレメントシティの中に入り込んだみたいな感覚になれそうね!
マイ・エレメントについておさらい
マイ・エレメントとは、2023年8月4日(金)公開のディズニー&ピクサー映画です。
火・水・土・風のエレメント(元素)が共に暮らす都市エレメント・シティを舞台に、誰も知らないイマジネーション溢れる色鮮やかな世界での奇跡の出会い、予想もできない驚きと感動の物語です。
「もしも、火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界があったら」と、もしもの世界を舞台に数々の感動的な物語を観客に送り届けてくれる、ディズニー&ピクサーの最新作として注目を集めています。
主要キャラクター
(出典:Disney)
エンバー・ルーメン
主人公の一人で火のエレメント。短気で癇癪を起こしやすいが、根は優しく家族想い。
父の店「ファイアプレイス」を引き継ぐことを考えているが、内心では異なる夢も抱えている。
製作陣は、彼女が恐れられる存在ではなく、親しみやすく共感できるキャラクターになるよう意識して描かれている。
ウェイド・リップル
水のエレメントで、エンバーと対照的に非常に感情豊かで涙もろい青年。
市役所の検査官として働き、エンバーと運命的な出会いを果たし、彼女との関係を深めていく。
ウェイドの誠実で純真な性格は、物語の中でエンバーに大きな影響を与える。
バーニー・ルーメン
エンバーの父で火のエレメント。
エレメント・シティで「ファイアプレイス」という雑貨店を経営し、家族の伝統を守ろうとする。
水のエレメントに対して強い不信感を抱いており、当初はウェイドに対しても敵対的。
しかし、最終的には娘の幸せを理解し、関係を受け入れる。
シンダー・ルーメン
エンバーの母で、火のエレメント。
占い師としてコミュニティ内で活躍し、特に愛に関して鋭い嗅覚を持つ。
彼女のサポートが、エンバーとウェイドの関係を進展させ、バーニーにそれを認めさせるきっかけとなる。
ゲイル・キュミュラス
風のエレメントで、ウェイドの上司。
スポーツ好きで、ガスケットボールのチーム「ウィンディーズ」の熱狂的ファン。
ファイアプレイスの問題をきっかけにエンバーと対立するが、最終的には彼女とウェイドの努力を評価し、店の存続に協力する。
ブルック・リップル
ウェイドの母で、才能を見極める能力に長けた水のエレメント。
エンバーの能力をすぐに見抜き、ガラス職人になるよう助言する。
彼女の存在が、エンバーにとって自己実現の大きな手助けとなる。
概要
項目 | 内容 |
---|---|
監督 | ピーター・ソーン |
脚本 | ジョン・ホバーグ、キャット・リッケル、ブレンダ・シュエ |
製作 | デニス・リーム |
製作総指揮 | ピート・ドクター |
出演者 | リーア・ルイス、マムドゥ・アチー、ロニー・デル・カルメン、シーラ・オンミ、他 |
音楽 | トーマス・ニューマン |
公開日 | 2023年5月27日(カンヌ国際映画祭)、2023年6月16日(アメリカ)、2023年8月4日(日本) |
上映時間 | 101分 |
製作会社 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ピクサー・アニメーション・スタジオ |
配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・ジャパン |
興行収入 | 4.96億ドル |
製作費 | 2億ドル |
公式サイト | 公式HP |
マイ・エレメントはどんな人に向いている?
今回はマイ・エレメントに対する声を調査しました。
マイ・エレメントはディズニー&ピクサーの最新作であり、「火・水・土・風のエレメント(元素)たちの世界があったら…」と、もしもの世界を舞台に繰り広げる感動と驚きの詰まった作品です。
マイ・エレメントが向いている人は以下の通りです。
・ピクサー&ディズニー映画が好きな人
・映画で感動したい人
・ピクサー史上最高の3D技術を見たい人
火のエレメント・エンバーと水のエレメント・ウェイド、正反対の2人が引き起こす奇跡の化学反応に、子どもから大人まで感動すること間違いありません。