ジブリ作品「耳をすませば」ですが賛否あるようです。
今回はそんな声について調査しました。
今日も見てくれてありがとう!
今回は私がジブリで一番好きな「耳をすませば」を紹介するよ!
「耳をすませば」がつまらない・面白くないとの声がやばいのはなぜ
個人的にはジブリ作品の中でも「ザ青春」の良い映画だと思うのですが、つまらないと感じる人が一定数いるようです。
つまらない・面白くない理由①:途中で飽きる
耳をすませばは日本で長く愛されているジブリ映画であり、ほのぼのとした恋愛ストーリーとして人気を集めています。
しかし、実際には「面白くない」と感じている人も多いようで、観た人の多くは「つまらない」と感じ、ネット上では酷評が相次いでいるのです。
中でも特に多い口コミが「途中で飽きる」というものです。
耳をすませばは、青春を感じることが出来るほのぼの恋愛ストーリーであり、読書が好きな中学1年生の少女を主人公として中学生の甘酸っぱい恋愛を描いた物語となっています。
実際に耳をすませばを観た人の口コミは以下の通りです。
・あれそこまで面白くない
・袋叩き覚悟でいう、耳をすませばが面白くない
・うーむあまり面白くない
耳をすませばを観て「面白くない」と感じてしまう理由は、物語がほのぼのした雰囲気で進んでいくため、途中で飽きてしまう人が発生してしまうのです。
どの映画も人それぞれ感性が違い、観る人によって見え方も感じ方も異なるので、物語に波が無くゆったりとした雰囲気が好きな人もいれば、迫力ある物語が好きな人もいます。
耳をすませばはジブリ映画の中でも特にほのぼのとした物語であるので、飽きてしまう人が続出してしまったのでしょう。
つまらない・面白くない理由②:若者向け?
耳をすませばは、中学生が中心人物であり青春真っただ中の10代の恋愛ストーリーとなっています。
そのため、10代にとっては共感できる部分が多く、映画と自分とを照らし合わせて楽しむことも出来ます。
しかし、大人が楽しめる要素としては青春時代を送り、その後社会人生活で忙しい日々を送っている大人が久しぶりに観て「懐かしいな」「ドキドキする」などと感じる瞬間を楽しむこととなるでしょう。
また、耳をすませばがつまらないと感じている人の多くは大人であり、本作のヒロインでもある月島雫の性格が最悪と感じている人も少なくありません。
月島雫の性格が嫌われる言動は以下の通りです。
・成績が落ちたことを姉に叱られると「高校に行かない」と反発する
・親友の好きな人に本人の了承もなく勝手に親友が好きなことをバラす
・結局見た目が良いイケメンに感情がなびく
中学生というと思春期真っ只中の多感な時期ではありますが、「これはどうなの?」と感じてしまう人も多く、月島雫の周囲への配慮が欠ける言動が目立つことで大人になって観ることで「イライラする」と感じる人が多いのです。
大人になるとさまざまな視点から物事を見ることが出来るため、子どもの視点とは異なり、感じ方も異なります。
そのため、子どもにとっては十分楽しめる作品ではあっても、大人にとってはつまらなく、イライラしてしまう作品となってしまったのでした。
つまらない・面白くない理由③:自分の青春時代を思い返してつらい
耳をすませばは青春を謳歌した恋愛ストーリーであり、ほのぼのとした青春ラブストーリーとして人気を集めていました。
しかし、中には低評価な口コミも多く、つまらないだけでなく自分の青春時代を思い返して「つらい」と感じている人も少なくありません。
ネット上では「耳すま症候群」という言葉が飛び交っており、多くの人が共感していました。
耳すま症候群とは、マンガやアニメなどで爽やかで明るい青春の描写を見て、暗い青春時代を過ごした人が自らの過ごした青春とを比較することにより憂鬱になる様を表したものです。
実は耳をすませばは「鬱アニメ」と言われているほどであり、憂鬱になるという人は意外と多いのです。
実際に耳をすませばを観た人で「憂鬱になった」と感じた人の口コミは以下の通りです。
・耳をすませばは現実と比べて憂鬱になるのでアウト
・耳をすませば好きだけど観ると死にたくなる
耳をすませばを観た人が憂鬱になってしまう要因は「失恋の記憶が蘇る」ことが原因であり、性格が真っすぐで純粋な子が告白をするもののフラれてしまうシーンに自身の過去を照らし合わせてしまうことで、「つらい」と感じてしまうのでした。
つまらない・面白くない理由④:実写版がひどい?
まず一つ目の理由は、アニメ版と実写版での設定の違いです。
アニメ版の「耳をすませば」は、青春の純粋さや夢を追いかける若者たちの物語が魅力でした。
しかし、実写版では雫と聖司の10年後が描かれ、聖司はバイオリン職人ではなくチェリストになっているなど、設定が変わっています。
この変更により、アニメ版のファンにとっては物語の根幹が変わってしまった印象を受け、違和感を抱かせる結果となりました。
アニメ版の象徴的なシーンやテーマソング「カントリーロード」も、「翼をください」に変更されているため、ファンからは不満の声が上がりました。
次に、演技の問題です。実写版では、中学生時代を演じる子役たちの演技が「下手」と話題になりました。
特に、主人公の雫のキャラクターはアニメ版では魅力的で共感を呼ぶものでしたが、実写で同じように表現するのは難しく、結果として「わざとらしい」「リアリティがない」と感じられてしまったようです。
アニメーションだからこそ許される大げさな動きやセリフが、実写では不自然に見えることが多く、そのために「演技がひどい」と評価されることが多くなっています。
ちなみに主要キャラと役者についてもおさらいします。
- 月島雫(大人) – 清野菜名
子供の頃から本が大好きで、物語を書くことに情熱を持つ主人公の大人になった姿を演じました。 - 月島雫(中学生) – 安原琉那
中学生時代の雫を演じました。夢に向かって奮闘するピュアで元気な女の子の役です。 - 天沢聖司(大人) – 松坂桃李
雫の幼馴染で、チェリストとしての夢を追い続ける大人になった聖司を演じました。 - 天沢聖司(中学生) – 中川翼
中学生時代の聖司を演じました。バイオリン職人を目指し、留学を決意する少年の役です。 - 杉村竜也(大人) – 山田裕貴
雫の友人であり、恋愛にも関わるキャラクター。大人になった杉村を演じました。 - 杉村竜也(中学生) – 荒木飛羽
中学生時代の杉村を演じました。雫と聖司の恋愛模様に関与するキャラクターです。 - 原田夕子(大人) – 内田理央
雫の親友で、彼女の成長を支えるキャラクター。大人になった夕子を演じました。 - 原田夕子(中学生) – 住友沙来
中学生時代の夕子を演じました。雫の良き友人として登場します。 - 月島靖也(父) – 小林隆
雫の父で、彼女を優しく見守るキャラクターを演じました。 - 月島朝子(母) – 森口瑤子
雫の母で、家族とのやり取りを通じて雫を支える役割を演じました。 - 園村真琴 – 田中圭
雫が働く出版社での同僚で、彼女に影響を与えるキャラクターを演じました。
他にも、アニメ特有の演出を実写で再現しようとしたことも、つまらないと感じる理由の一つです。
アニメ版の青春ラブコメ的なシーンが実写では浮いて見えるなど、非現実的な設定がそのまま実写化されていることで、現実味に欠けるとの指摘があります。
アニメでは許容される「ちょっと痛い」ラブストーリーの演出も、実写になると違和感を覚える観客が多いようです。
もちろん「耳をすませば」が面白いとの声が大半!
耳をすませばは中学生の青春時代を舞台とした恋愛ストーリーとなっていて、ほのぼのとした恋愛に胸キュンするという声が多く寄せられています。
耳をすませばが面白いと感じている人の口コミは以下の通りです。
・初めてしっかり観た、人気な理由が分かる、中学生の素直じゃないところが可愛くてハマる
・胸キュン作品
・これを観るとなんかエモい感情になる
・私もこんな青春をしたかったー!
・何回も観てるけど必ず泣いてしまう
・夢みたいな設計された恋話し
・耳をすませばはやっぱり名作
・耳をすませばは本当に胸キュン
このように、耳をすませばを観た人の多くが「胸キュンした」と感じており、特に女性からの支持が高いことが分かりました。
また、自身の青春時代と照らし合わせてしまって「つらい」と感じている人も少なくありませんが、青春時代を思い出して懐かしんでいる人もたくさんいます。
酷く傷ついた失恋を経験した人や青春を謳歌出来なかった人からは、耳をすませばへの酷評が相次いでいますが、充実した青春時代を過ごした人からは高評価が多くポジティブな反響が寄せられ、面白いと感じている人が多く存在しました。
宮崎駿監督は「耳をすませば」にどんな想いをこめたのか考察
宮崎駿監督が「耳をすませば」に込めた想いは、私たちがどんな人生を歩むべきか、そして自分の夢にどう向き合うかについての深い問いかけだと思います。
この作品を通じて宮崎監督は、青春期の揺れ動く心とその成長を描きたかったのではないでしょうか。
主人公の雫が日常の中で「自分って何者なんだろう」と迷い、夢に向かって葛藤する姿は、誰しもが通る道です。
宮崎監督はそんな日常のドラマにこそ、大きな物語があると考えたのだと思います。
雫が物語を書くことに没頭し、ヴァイオリン職人を目指す天沢聖司に触発されていく姿には、自分の道を探し求める青春そのものが表現されています。
宮崎監督は、夢に向かってひたむきに進むことの大切さを伝えたかったのだと感じます。
「耳をすませば」には、宮崎監督らしい現実の厳しさも垣間見えます。
物語の中で雫が直面する家族や友人との衝突、受験という現実的な壁、そして自分の才能への不安。
これらは、ただ夢を追うことだけでは成長できないというメッセージのように思えます。
夢を叶えるには、現実と向き合い、自分の弱さを認める勇気が必要だということを、宮崎監督は描いているのかもしれません。
宮崎駿が「トトロのいないトトロ」を作りたかったと言ったように、この作品はファンタジーではなく、現実の中で自分を見つける物語です。
夢と現実の狭間で揺れる雫の姿に、宮崎監督の若者たちへのエールが込められているように思います。
自分の道を信じて歩んでほしいという、宮崎監督からの深いメッセージが、静かに、でも力強く響いてくる作品だと感じます。
そもそも「耳をすませば」とは
耳をすませばとは、1995年にスタジオジブリにてアニメーターの近藤喜文さんの初監督作品としてアニメーション映画化された長編アニメ映画です。
耳をすませばは柊あおいさんの漫画が原作となっていて、中学生で読書が好きで作家を目指す少女は、電車の中で出会った猫に導かれ「地球屋」という不思議な店にたどり着きます。
本の貸出カードで名前だけは知っていた少年と出会い、2人は夢を追いかけ始める、青春恋愛ストーリーとなっています。
概要をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 耳をすませば (Whisper of the Heart) |
ジャンル | 青春、恋愛 |
原作 | 漫画: 柊あおい |
出版社 | 集英社 |
初掲載 | りぼん(1989年8月号 – 11月号) |
アニメ映画監督 | 近藤喜文 |
脚本 | 宮崎駿 |
音楽 | 野見祐二 |
公開日 | 1995年7月15日(日本) |
上映時間 | 111分 |
興行収入 | 31.5億円 |
公式HP | 耳をすませば – スタジオジブリ公式サイト |
また同じく名作の「紅の豚」ですが、つまらない、面白くないなどネガティブな声が存在するようです。
こちらの記事で調査したので気になる方はご覧ください。