甲子園の高校野球で試合以外にも注目される吹奏楽。
炎天下でも各校の選手を鼓舞しようと必死に演奏していますよね。
そんな様子からか検索には「吹奏楽 かわいそう」の文字が。
今回はそんな声を調査しました。
今日も見てくれてありがとう!
今回は甲子園の吹奏楽について調査したよ!
甲子園での吹奏楽部が「かわいそう」との声がやばい?
甲子園といったら欠かせない吹奏楽部の演奏ですが、検索すると「かわいそう」というワードが出てきます。
甲子園とコンクールが重なった?
甲子園と吹奏楽コンクールの時期が重なり、コンクールに参加できなかったということがあったようです。
甲子園が始まる8月は、吹奏楽部にとっても最も忙しい時期です。
吹奏楽コンクールの真っただ中で、試合とコンクールが被ることは少なくなく、地域によっても異なります。
大体のスケジュールとしては、地区大会(7月)→県大会(7月下旬~8月上旬)→支部大会(8月上旬~9月上旬)→全国大会となっており、各大会全ての団体に金・銀・銅の賞が贈られ、金賞受賞団体の中から上位団体が次の大会に推薦されるというケースが一般的となっています。
甲子園とコンクールが重なるのは県大会や支部大会であり、組み合わせの抽選日は野球部も吹奏楽部も「被りませんように」と祈りながら臨んでいるのだとか。
しかし、甲子園とコンクールとが重なってしまい「コンクールに出たい」と涙を流す部員もたくさんいます。
それに対しSNSでは「ひどい」、「吹奏楽部の子たちが可哀想」などといった批判が相次ぎ、甲子園とコンクールの日程が重なった吹奏楽部に慰めの声が相次ぎました。
日程が重なった場合、甲子園を優先するのか、コンクールを優先するのかは学校側の判断です。
甲子園もコンクールも生徒にとっては青春そのものよ!
そのため、学校によっては甲子園での演奏を諦め、吹奏楽の応援なしで試合を乗り切った学校もあれば、泣く泣くコンクールを諦め甲子園での応援に全力を注ぐ学校もあります。
コンクールのために一生懸命頑張ってきた吹奏楽部は、自分たちの意思で決断したいですよね。
甲子園での演奏もコンクールもどちらも吹奏楽部にとって重要なので、運営側もどうにか日程が被らないように調整していただきたいものです。
炎天下の演奏がきつい
天候や試合の時間帯にもよりますが、30度以上の炎天下で演奏することも少なくありません。
帽子をかぶる、タオルを巻くなど熱さ対策をしていてもきついですよね。
また、一試合は2〜3時間ほどになります。
守りは座りながら休憩できるにしても、9回まで定期的に演奏をしないといけないので、体力的にも辛いことはあるでしょう。
楽器自体も熱を帯びてかなりの熱さになりますし、普段の室内での演奏とは全然違うこともわかります。
熱中症にならないように気をつけながら演奏してもらいたいですね。
野球は雨でも試合するけど楽器は濡らせないから雨対策も大変!
甲子園常連校で吹奏楽が有名・やばい学校
甲子園で活躍する強豪校は、吹奏楽部も強豪校ということをご存じでしょうか。
天理(奈良)、常総学院(茨城)、愛工大名電(愛知)、大阪桐蔭(大阪)など、これらは言わずと知れた甲子園の常連校ですが、実は吹奏楽の世界でも強豪校と言われています。
野球の名門で、実は吹奏楽も名門という学校は少なくなく、何気なく聞いている甲子園での応援ですが、とてつもなくクオリティが高いのです。
天理高校(奈良県)
大阪天理の吹奏楽は名門であり、「泣く子も黙る」とも言われているほど。
高校吹奏楽界の憧れの存在であり、戦前から全国大会に数多く出場し、幾度となく金賞を獲得してきた伝統校です。
天理の応援からはプライドがにじみ出ており、完成度のより高い応援を追い求め、使用する応援曲を3曲と決めてその精度を高めているのです。
常総学院高校(茨城県)
常総学院は全日本吹奏楽部コンクールの常連校です。
骨太でクラシカルな応援団が全体を引っ張っていくのが特徴で、大学野球の応援の影響が色濃いという印象があります。
多くの学校が打楽器パートの生徒がバスドラムやスネアドラムでリズムを刻みますが、常総は大太鼓を革が破れそうなくらい力強くたたく、応援団の大太鼓が全体の演奏を引っ張っていくという珍しいスタイルです。
大阪桐蔭高校(大阪府)
演奏会は年間90公演以上、コンクールでは優秀な成績を残すほか、超有名なアーティストたちとのコラボレーションなど、その活躍ぶりはテレビでも取り上げられるほどのすごさです。
「最強の吹奏楽部」とも呼ばれており、DA PUMPや天童よしみさん、DREAMS COME TRUEといった大物アーティストとコラボレーションし、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のプロモーションビデオにも登場しました。
大阪桐蔭の演奏は、とにかくシンフォニックであることにこだわっており、美しく交響的で品があります。
このように、甲子園出場高校は吹奏楽部も強豪であることが明らかになりました。
甲子園での野球観戦はもちろんですが、甲子園での吹奏楽部の演奏も見どころの一つです。
吹奏楽強豪の演奏はなかなか簡単には聞くことができないので、ぜひ一度球場で体感してみてくださいね。
大阪桐蔭ですがあまりに強いことから甲子園でも大差をつけて勝つことも少なくありません。
そんな様子からも強すぎて「つまらない」「ずるい」と感じる人も一定数いるようですね。
どこの学校もそれぞれ魅力があるのが分かったわね
甲子園は吹奏楽も一つの魅力
甲子園におけるもう一つの主役とも言える「吹奏楽部演奏」。
甲子園では、応援を盛り上げる曲や対戦相手の威圧感を与える勇ましい曲など、高校によって演奏曲はさまざまです。
学校によってカラーが異なるのも甲子園の面白いところであり、なによりも吹奏楽強豪校の演奏は圧巻です。
吹奏楽の演奏は「音楽にはこんな力が秘められていた」と感じることができ、甲子園に出場する選手も演奏を力の源として、応援を楽しみにしています。
吹奏楽の応援は選手を後押しするのはもちろん、球場に一体感を与えてくれる存在です。
ぜひ一度は球場に足を運んで、「応援の力」を実感してみてください。
その一方で、甲子園に対して「つまらない」「持ち上げすぎ」などの声も上がっているようです。
そもそも甲子園での吹奏楽の役割とは
甲子園での吹奏楽の役割とは「応援」です。
吹奏楽部の演奏する応援曲は、選手たちや会場のボルテージを上げる大事な役割を持っています。
吹奏楽部は試合が終わるまで「演奏する」という手段で応援しているのです。
また、応援席には普段吹奏楽部が使用している楽器を持ち込むのが基本ですが、「オーボエ」、「ファゴット」、「バスクラリネット」、「コントラバス」は危ない、壊れやすいなどといった理由で球場では使用しない楽器など、さまざまな決まりがあります。