埼玉県所沢市にある「角川武蔵野ミュージアム」ですが一部でつまらないと噂されているようです。

(出典:Google)
今回はそんな噂について調査しました。

今日も見てくれてありがとう!
今回は角川武蔵野ミュージアムについて調査したよ!
角川武蔵野ミュージアムがつまらないと誤解される理由とは
図書館や美術館、博物館が融合したこれまでなかった新しいコンセプトの文化複合施設「角川武蔵野ミュージアム」。
私も2022年に足を運んだのですが、想像以上に楽しかった記憶があります。


実際は多くの人が高く評価しているスポットではあるものの、つまらないと感じてしまう人が一定数いる理由としては次のような理由があると思います。
つまらないと誤解される理由1:本好きでないと退屈?
角川武蔵野ミュージアムは図書館と美術館と博物館が融合した文化複合施設であり、KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進めている街づくりプロジェクト「クールジャパンフォレスト構想」の拠点施設「ところざわサクラタウン」内でもひときわ目を引く存在となっています。
そんな角川武蔵野ミュージアムですが、ネット上では非難の声が集中しており、「つまらない」といった声が続出しているのです。
中でも特に多いのが「本好きにはたまらない」というものです。
角川武蔵野ミュージアム内では地下1階から5階まででリアルとバーチャルの展示を織り交ぜた展示を展開しているのですが、1階のラノベ図書館や4階から5階にかけて展開される本棚劇場は高さ8メートルの巨大本棚に囲まれていて圧巻の造りとなっています。
本棚の下部には、KADOKAWA刊行物の新刊をメインに配置し、さらに角川源義文庫、山本健吉文庫、竹内理三文庫、外間守善文庫、山田風太郎文庫のほか、個人蔵書の書物がぎっしりと並んでいます。
本好きにはたまらない構造となっていて、本に囲まれる圧巻の風景は誰もが息をのむほどに美しいミュージアムとなっています。
しかし、本好きでないと本の種類について知識も無いため、あまり興味深い内容とはなっておらず、結果「つまらない」と感じてしまうのでしょう。
つまらないと誤解される理由2:期待しすぎた?料金が高い?
埼玉県所沢にある複合ミュージアム「角川武蔵野ミュージアム」は紅白歌合戦でYOASOBIが歌った場所であり、「あれはどこ?」といった声が続出し話題となりました。
そして多くの人が角川武蔵野ミュージアムに行ったのですが、実際に行った人の口コミを確認すると「料金が高い」といった声が多く寄せられていました。
一般的なミュージアムの入場券は、一度行くとほとんどの館内どこでも行けるのが一般的なのですが、角川武蔵野ミュージアムは入場券の種類がいくつかあり、入場券によって場所が制限されるタイプとなっているのです。
角川武蔵野ミュージアムの入場料金は2024年時点で以下の通りです。
チケット種別 | 入場可能エリア | 一般 (大学生以上) | 中高生 | 小学生 |
マンガ・ラノベ図書館 | ・1F マンガ・ラノベ図書館 | 600円 | 300円 | 200円 |
KCM スタンダードチケット (本棚劇場含む) |
・1F マンガ・ラノベ図書館 ・4F 本棚劇場 ・4F エディットタウン-ブックストリート ・4F 荒俣ワンダー秘宝館 ・4F EDIT&ART ギャラリー ・5F 武蔵野回廊 ・5F 武蔵野ギャラリー | 1,400円 | 1,200円 | 1,000円 |
モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光 | ・1F グランドギャラリー | 2,500円 | 2,000円 | 1,300円 |
KCM 1DAY パスポート (モネ展・本棚劇場含む) 月~金 |
・1F マンガ・ラノベ図書館 ・1F グランドギャラリー ・4F 本棚劇場 ・4F エディットタウン-ブックストリート ・4F 荒俣ワンダー秘宝館 ・4F EDIT&ART ギャラリー ・5F 武蔵野回廊 ・5F 武蔵野ギャラリー | 3,100円 | 2,600円 | 1,800円 |
KCM 1DAY パスポート (モネ展・本棚劇場含む) 土日 |
・1F マンガ・ラノベ図書館 ・1F グランドギャラリー ・4F 本棚劇場 ・4F エディットタウン-ブックストリート ・4F 荒俣ワンダー秘宝館 ・4F EDIT&ART ギャラリー ・5F 武蔵野回廊 ・5F 武蔵野ギャラリー | 3,500円 | 2,900円 | 2,100円 |
KCM イブニングパスポート (モネ展・本棚劇場含む) |
・1F マンガ・ラノベ図書館 ・1F グランドギャラリー ・4F 本棚劇場 ・4F エディットタウン-ブックストリート ・4F 荒俣ワンダー秘宝館 ・4F EDIT&ART ギャラリー ・5F 武蔵野回廊 ・5F 武蔵野ギャラリー | 2,800円 | 2,300円 | 1,600円 |
このように入場券だけでかなりの種類があり、購入に慣れていない人にとっては難しいと感じてしまうでしょう。
さらに日付によっても料金が変動するため、行く日が決まっている場合は事前に確認する必要があります。
過去にゴッホの展示があったので、KCM スタンダードチケットとともに購入したことがあるのですが価格以上の価値はあったと思います。
ゴッホ展もゴッホの感情的な世界を360℃シームレスに投影され、圧巻でした。


また館内も、様々な本を手に取って楽しめたり、本棚劇場のプロジェクションマッピングを見れたりなど本好きにはかなり楽しめる場所だと思いました。
つまらないと誤解される理由3:子連れでは楽しめない?
角川武蔵野ミュージアムは、日本最大級のポップカルチャー発展拠点「ところざわサクラタウン」の目玉施設であり、子どもから大人まで楽しめるミュージアムと謳っているのですが、実際に子連れで行った人たちからは「子連れでは楽しめない」という口コミが多発しています。
角川武蔵野ミュージアムには角川さんが誇る本が数多く展示されていて、中では自由に本を読むことが出来ゆったりと過ごすことが出来るだけでなく、その圧倒的な見た目を活かしてインスタ映えな写真を撮ることも出来ます。
全体的におしゃれな造りとなっていて、本好きにもそうでない人にとっても圧倒なのですが、小さい子どもが遊ぶ場所や小さい子どもが読めるような絵本などはないので、小さい子どもたちにとっては少々退屈に感じてしまうでしょう。


遊具は無いため、子どもたちには遊具で遊んでもらって親はハンモックでリラックスしながら読書ということも難しく、子連れの場合はリラックスした空間で読書をすることは難しく、反対に疲れてしまう可能性が高いです。
また、館内は大量の本に囲まれているためベビーカーでの移動は少々大変に感じてしまう可能性があるので、注意が必要です。



子どもも楽しめるというのは、ちょっと違うかもね…
角川武蔵野ミュージアムは本当につまらないの?35人に満足度を独自調査
利用者35人にアンケートを取り、満足度や感想を調査しました。
結果はこちらです。


満足されている方が多いことがわかりますね。
- 調査対象者:角川武蔵野ミュージアムに行った経験がある方
- 調査人数:35名
- 調査方法:Webアンケート
満足度ごとにそれぞれ感想を一例ですが紹介します。
非常に満足
満足
普通
やや不満
角川武蔵野ミュージアムは高い?安い?価格に対する声を35人に独自調査
同様に35名の方に価格に対する声を調査しました。
本当に高いと感じているのでしょうか。
結果はこちらです。


なんとも言えない結果ですね。
妥当と考えている方が多そうです。
また、期間限定のイベントなどその時々の内容によって価格に対する評価は変わってきそうですね。
角川武蔵野ミュージアムの良い口コミ1:本好きにはたまらない
角川武蔵野ミュージアムは、本好きにはたまらない空間です。
角川武蔵野ミュージアムの館長を務めるのは、知の巨人・松岡正剛さんであり、編集工学者である松岡さんが監修した「エディットタウン ブックストリート」は本の息づかいや賑わいが感じられる「本の街」となっています。
世界を読み解くための9つの文脈によって、約2.5万冊の本が50メートルの通りに配架され、新しい本と出会い、新しい連想が生まれます。


また、4階の本棚劇場では、約8メートルの巨大本棚に囲まれた図書空間となっていて、2020年大晦日のNHK紅白歌合戦で、音楽ユニットYOASOBIによるテレビ初パフォーマンスが生中継されたことで話題となりました。
KADOKAWAの出版物のほか、角川源義さん、山本健吉さん、竹内理三さん、外間守善さんの個人文庫など約3万冊が配架されていて、「本と遊び、本と交わる」がコンセプトのプロジェクションマッピングも定期上映されています。
本の内容が表紙の外に飛び出してくるような、音と映像を体験することができ、本が好きな人もそうでない人も惹き込まれること間違いありません。
角川武蔵野ミュージアムの良い口コミ2:無料でも楽しめる
角川武蔵野ミュージアム内のほとんどのフロアがチケットが必要となっていますが、2階はチケットがなくても楽しめるフロアとなっています。
2階にはロビー、角カフェ、ロックミュージアムショップがあるのですが、特に見どころなのはメインエントランスです。
メインエントランスには、角川振興財団が保有しているアート作品を中心に、巨大な本のオブジェや黄金のウルトラマンをバックにしたプロジェクションマッピングを楽しむことができます。
また、角カフェではドリンクやスイーツ、軽食などがあるので、疲れた際に気軽に休むことが可能であり、白をベースにした内装が特徴で、天井が高く開放感があると女性客の間で好評です。
「OIMOBALL」やドリンクを中心に販売しており、セルフサービスで気軽に利用できるので、ミュージアム鑑賞やところざわサクラタウンを訪れた際の一休みに最適です。
さらに、ミュージアムショップでは隈研吾さんのグッズや書籍、オリジナルグッズの他にも、川越だるまといった地方の特産物なども販売されており、記念としても、お土産としてもおすすめなので、ぜひ一度足を運んでみて下さい。



無料でも、十分楽しめるのは嬉しいわね♪
角川武蔵野ミュージアムの良い口コミ3:アートがすごい
本好きにはたまらない角川武蔵野ミュージアムは、図書館と美術館、博物館が融合した文化複合施設であるため、さまざまなアート作品が展示されています。
1階のグランドギャラリーには自然、科学、芸術、博物、服飾、環境、社会など、物語を持つ全てのものを展示対象とし、大胆な構成でユニークなメッセージを伝える実験的な展示企画を展開する、約1000㎡の空間があります。
サイエンスはアーティスティックに、博物はファッショナブルに、アートは物語とともに、そして過去は未来とともに、何かと何かが交わり合うところに「新たな発見」を見出すのです。
そして、2022年には「ファン・ゴッホ 僕には世界がこう見える」が開催され、360°全面スクリーン新感覚の体感型デジタルアート展は好評でした。
2024年7月〜2025年1月はモネ展が行われ、定期的に有名な画家の体感型デジタルアート展が開催されています。
アートと物語を全身で浴びる投入(イマーシブ)体験であり、1100㎡以上の巨大空間をあますことなく映像と音楽で包み込む「体感型デジタルアート劇場」が開発されました。
第1弾としては2021年に開催された「浮世絵劇場from Paris」では、多くの来場者にアートに包み込まれる投入体験を楽しんでもらうことができました。
34台の高輝度プロジェクターを組み合わせ、すべての壁面と床面をシームレスに繋ぎ合わせた全く新しい映像体験は、映画ともVRとも違う「共有できる」特別な時間と空間を楽しむことができます。
角川武蔵野ミュージアムの見どころ・楽しみ方
角川武蔵野ミュージアムには多彩なエリアがあり、大人から子供まで楽しむことができます。
マンガ・ラノベ図書館
マンガ・ラノベ図書館では、約3万冊の日本のライトノベルと、KADOKAWAから出版されている約7,000冊の漫画や児童書があります。
過去の名作はもちろん、最新作まで揃っていてマンガ・ラノベ図書館だけで1日いれるほどライトノベル好きにはたまらない場所です。
本棚劇場
約8メートルの巨大本棚に囲まれた図書空間の「本棚劇場」
約20,000冊の本が壁一面に収められた姿は圧巻です。
本棚劇場では「本と遊び、本と交わる」がコンセプトのプロジェクションマッピングも上映され、本の内容が表紙の外に飛び出してくるような音と映像の体験を味わうことができます。
角カフェ
女性がリラックスして集える場所がコンセプトの「角カフェ」
所沢名産の“さつまいもカラー”のインテリアが特徴で、ゆっくりと休憩できるスポットです。
目玉メニューの「オイモボール」は、さつまいもと白玉粉を一口サイズのボール状にし、SWEETSに仕立てたものです。
生クリームやフルーツ、ソースをトッピングして自由にカスタマイズも楽しむこともできます。
角川武蔵野ミュージアムはひとりでも楽しめる!
角川武蔵野ミュージアムは圧巻の本棚劇場が見ものとなっており、誰もが一度は訪れたいミュージアムとして言われています。
本好きにはもちろん、そうでない人でも楽しむことが出来る造りになっていて、4階~5階の高さ約8メートルの圧巻の本棚劇場の他に、ラノベ・マンガの世界観、本の息づかいや賑わいが感じられるエディットタウンなど、1人でも十分に楽しめるミュージアムとなっています。
大人数よりも1人で行く方がゆっくりと見て回ることが出来るので、ゆったりと見て回りたい場合は一人で行くことをおすすめします。



たまにはゆっくり1人で過ごしたい日に利用したいわ
角川武蔵野ミュージアムについておさらい
角川武蔵野ミュージアムとは図書館、美術館、博物館が融合した、まったく新しいコンセプトの文化複合施設であり、ところざわサクラタウンのランドマーク的存在となっています。
アート、文学、博物などのジャンルを超えてあらゆる知を再編した、世界で他に類を見ないミュージアムとなっていて、2020年8月1日より1階の「グランドギャラリー」と「マンガ・ラノベ図書館」、2階のカフェがプレオープンし、11月6日に「本棚劇場」を含め全施設がオープンしました。
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | 角川武蔵野ミュージアム (Kadokawa Culture Museum) |
所在地 | 埼玉県所沢市「ところざわサクラタウン」内 |
設計者 | 隈研吾 |
建物概要 | 地上5階建ての複合文化施設。図書館、博物館、美術館を融合。 |
開業日 | 2020年11月6日 (グランドオープン) |
1F 施設 | グランドギャラリー、マンガラノベ図書館、源義庭園 |
2F 施設 | メインエントランスロビー、ロックミュージアムショップ、角カフェ |
3F 施設 | EJアニメミュージアム、ショップ |
4F 施設 | 本棚劇場、エディットタウン、荒俣ワンダー秘宝館、ワークショップルーム |
5F 施設 | 本棚劇場、武蔵野回廊、武蔵野ギャラリー、SACULA DINER |
運営元 | 公益社団法人角川文化振興財団 |
公式HP | https://kadcul.com/ |
公式SNS | Instagram, Facebook, X (旧Twitter), YouTube |
アクセス情報
基本情報 | |
所在地 | 〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 |
電車でのアクセス | JR武蔵野線「東所沢」駅から徒歩約10分 |
車でのアクセス | 関越自動車道「所沢」ICから約8分 |
駐車場情報 | |
営業時間 |
ところざわサクラタウン駐車場:24時間 第2駐車場:24時間 第3駐車場:24時間 |
駐車料金 |
第1駐車場:30分200円(24時間最大800円) 第2・第3駐車場:30分200円(24時間最大600円) |