チー付与」（正式タイトル：『追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ～俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫？～』）は、異世界ファンタジーをテーマにした漫画で、ネット上では非常に多くの意見が飛び交っていますね。
今回はそんな声を調査しました。
コラ美今日もおつかれさま！
今回はチー付与について調査したよ
チー付与のなんJ・ネットの声まとめ！
『チー付与』の物語は、追放された主人公レインが自身のチート能力を活かし、冒険者として再起する物語ですが、コミカライズ版では原作の枠を超えた大胆な展開が繰り広げられています。
その結果、ネット上では様々な意見が飛び交っています。
「まとまりがない」と不満の声
『チー付与』のコミカライズ版について、「まとまりがない」「ストーリーが飛びすぎていて分かりにくい」という声が一部の読者から上がっています。
特にガドレーザ編以降、原作のストーリーラインがほぼ放棄されており、「これはもう別物ではないか」という意見が散見されます。
原作ファンにとっては、あまりに自由すぎる改変に戸惑いを覚える場面も多いようです。
ただ、それもまた「この作品らしさ」として捉える向きもあります。
「ストーリーのまとまりがないこと自体がギャグなんじゃないか？」という解釈もあり、そこが面白いと感じる読者もいるのです。
「暗殺の母」の最期が最高に熱い
「暗殺の母」ことママが登場するシーンは特にネットで話題になりました。
彼女は「暗殺者ギルド」のリーダーで、ミラベルを含む多くの暗殺者を養成してきた張本人。
しかし、彼女の存在感はその見た目や性格、言動の一つひとつが強烈で、一度登場すると視線を釘付けにしてしまいます。
そんな彼女が終盤で見せる壮絶な最期のシーンは、読者に強い印象を残しました。
「ママがここで終わるなんて信じられない」「彼女の最期のセリフは最高にかっこいい」という声が多く、ある意味でこの作品の象徴とも言えるキャラクターとなっています。
「原作がつまらない」なんて意見もあるけれど…
原作については「つまらない」「稚拙」といった批判的な意見もあります。
特に「なろう系」のお約束とも言えるような設定やストーリーの展開に対して、「使い古された展開」「キャラに深みがない」といった声が挙がることがあります。
しかし、逆にそれが良いという人もいます。
「何も考えずに楽しめる軽い作品」というポジティブな評価も少なくありません。
このように、原作を評価する声は分かれていますが、コミカライズ版での大胆なアレンジが逆に原作の弱点を補完する形で生かされていると見る向きもあるようです。
コミカライズ版『チー付与』には、原作ファンから見てかなり大胆な変更が加えられています。
個人的にはこの「原作無視」については賛否があると思いますが、いくつかのポイントを以下に挙げてみます。
- キャラクターが追加されている： 原作には登場しない「半グレ」や「暗殺の母」などが割と物語に深く関わっているので原作の雰囲気から大きく逸脱していると感じる。
- ストーリーが大幅に改変されている： コミカライズ版では、原作にはない「潜入捜査官」や「中立」などのテーマが突然登場し、ファンタジーよりもアウトロー的な要素が強くなっている。
- キャラクター性が変化している：特に主人公やヒロインの性格、行動が大きく異なる。原作ではクールな印象のキャラが、コミカライズ版ではギャグ要素が強調され、軽薄な描写が増えている。
- シリアスとギャグのバランスが変化している： 原作の持つシリアスな要素が削られ、コミカルで軽快なストーリーテリングに変わっている。これが好きな読者もいれば、原作の深みが失われたと感じる読者もいる。
個人的には、コミカライズ版の大胆なアプローチは新しい読者層を引き込む力があると思う一方で、原作ファンの気持ちも理解できます。
コミカライズはあくまで「別視点の物語」と捉えれば楽しめる部分も多いですが、原作の雰囲気をそのまま求めている人には、確かに「原作無視」に感じられるかもしれません。
自分の中では、原作とコミカライズを別作品として見ることで、それぞれの良さを楽しむようにしています。
シリアスバトルの中のギャグ要素が「妙に落ち着く」
『チー付与』では、シリアスな戦闘シーンの合間に唐突なギャグシーンが挟まれることが多々あります。
そのギャップが逆に「妙に落ち着く」という声も少なくありません。
戦闘の最中に「突然ウージー短機関銃を取り出す」シーンなども面白かったです。
一見すると荒唐無稽で真面目なファンタジー作品からはかけ離れた描写ですが、これが『チー付与』の持つカオスな魅力を象徴しています。
読者からも「そのギャグのタイミングが絶妙でクセになる」との声が上がっています。
チー付与（追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。）についておさらい
本作は、冒険者として追放された主人公レインが持つ「チート付与魔術」の力で第二の人生を歩む姿を描いた作品です。
彼の強化付与魔術によって冒険者としての名を高めていくストーリーは、「追放された者の逆転劇」という典型的ななろう系作品の要素を持ちながらも、コミカライズ版では大幅なアレンジが加えられています。
物語の進行とともに、冒険者ギルド間の抗争や「半グレ」「暗殺者ギルド」などの反社会的な勢力との対立が描かれるなど、原作にはない要素が随所に盛り込まれています。
結果として、単なる「追放モノ」ではなく、複雑で奥深い物語が展開されているのです。
チー付与の主な登場人物
一部ではありますがメインキャラについて振り返ります。
レイン・ガーランド
主人公で付与魔術師。追放され冒険者に転身する。前向きで少々変わり者。
武器や防具に付与魔術を使い、驚異的な威力で戦うが、時に周囲を困惑させる奇行も見られる。
強力な付与魔術師だが、性格が災いし、仲間からは変わり者扱いされることも多い。
ニーナ
「青の水晶」の受付嬢。原作ではレインに好意を寄せるが、コミカライズ版では彼に対してツッコミ役として描かれる。
比較的まともで、ギルド内では数少ない常識人のポジション。
リリィ・フラムベル
S級冒険者の聖騎士。
過去の失敗とトラウマを抱えながらも、レインとの冒険で立ち直りを目指す。
戦闘経験豊富でしっかり者だが、レインの影響でボケることも増える。
コミカライズ版では精神的な脆さと荒れた性格が描かれている。
マーガレット・エルス
リリィの後輩でB級冒険者。
リリィをライバル視し、レインとの冒険で彼女への誤解を解く。
コミカライズ版では皮肉屋でツンデレ的な一面が強調されており、時折手の込んだイタズラをする。
ミラベル
元暗殺者でレインを狙ったが失敗し、後に「青の水晶」の仲間になる。
元々は冷徹な性格だが、レインとの出会いを通じて純真な面を見せ始める。
彼の説得で暗殺者を辞め、仲間として信頼を得るようになる。
エルシー
「青の水晶」のギルドマスターで面倒見の良い人物。
元S級冒険者で、ギルドメンバーを守るために奮闘するが、時に独断的な行動を取る。
非常に情に厚いが、そのせいでトラブルを招くことも。
バリオス
「王獣の牙」のギルドマスター。
レインを追放したが、彼の強化解除によりギルドが没落する。
原作と異なり、コミカライズ版ではより弱腰で日和見主義的に描かれている。
暗殺の母（ママ）
「暗殺者ギルド」を率いる女性で、ミラベルの師匠。冷酷で狡猾なキャラクターとして描かれており、ギャグ的な要素もあるが、シリアスな側面も持つ。
これらのキャラクターはコミカライズ版と原作で描かれ方が異なり、それぞれ独自の特徴と魅力を持っています。
コミカライズ版では、キャラクターたちの性格や行動がより過激でギャグ要素を強調されているのが特徴です。
チー付与が向いている人とは
『チー付与』が最適な方は主に次のような人だと思います。
- カオスなギャグとシリアスなストーリーが交互に展開される作品が好きな人
- キャラクターの強烈な個性とその掛け合いを楽しめる人
- なろう系作品の「お約束」を逆手に取ったアレンジを好む人
- ギャグとシリアスが混在する独特の世界観に魅力を感じる人
この作品は、ただの異世界冒険譚に留まらず、ユニークなキャラクターたちと斬新な展開が詰まった「異色のコミカライズ版」と言えるでしょう。